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平家物語 葉子十行本 12巻, [12]

ヘイケ モノガタリ ヨウシ ジュウギョウボン

平家物語 葉子本

ヘイケモノガタリ ヨウシボン

[出版地不明]

[出版者不明]

[近世初期頃]

12冊 ; 23.6×17.6cm

平仮名。一面10行。巻一の目録の次に「平氏系図」を載せる。一章段毎に一段落とし、改行部分に小書きで章段名を付す(同筆)。巻十二の後に灌頂巻を付す一方系。底本は漢字表記が多かったと思われる。例えば「きうじ みやづかひ」等のように、時折、右傍書を付けて、別の読みを記している(同筆)。流布本では欠く「剣」「鏡」を巻十一に有し、覚一本が欠く「宗論」を、巻十目次の「高野巻」に、「此前ニ宗論アリ但異本ニヨリ奥ニ書之」と記して、巻十巻末に置く。同一系統の本は京都府立図書館、今治市立図書館にある。また、同一系統であるが一面八行で、漢字が多く使用されている本が米沢図書館にある。米沢本では「宗論」は巻十「高野巻」に入れ、当該箇所の頭に朱で「宗論」とする。

平家物語

Japanese

沼/T29-12

MN/L5-39

文学・語学

和古書