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駒澤大学HP
貴重図書
禅籍善本図録
個人文庫
古典籍
明版大蔵経
このアイテムのアクセス数:
41
件
(
2024-12-23
05:45 集計
)
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基本情報
レコードID
YA00020156003
書名
景徳伝燈録 30巻, [3]
Keitoku Dentouroku, 30 vols. in 10, [3]
著者名
(宋)道原 編
(Song Dynasty) 道原 (Dougen)
出版者
雙溪寺
[Korea] : Soukeiji
和暦等
(明)萬暦42[刊]
published in Wan Li 42 (Ming Dynasty)
出版年
1614
請求記号
H086/81-3
カテゴリ
貴重図書
禅籍善本図録
詳細情報を表示
レコードID
YA00020156003
書名
景徳伝燈録 30巻, [3]
Keitoku Dentouroku, 30 vols. in 10, [3]
書名ヨミ
ケイトク デントウロク
別書名
傳燈録
Dentouroku
別書名ヨミ
デントウロク
著者名
(宋)道原 編
(Song Dynasty) 道原 (Dougen)
著者名ヨミ・生没年
ドウゲン
関係者名
楊億 序
Prefaced by Youoku (974?-1020?)
教謹 序
Prefaced by Kyoukin
関係者名ヨミ・生没年
ヨウオク 974?-1020?
キョウキン
出版地
[朝鮮]
出版者
雙溪寺
[Korea] : Soukeiji
和暦等
(明)萬暦42[刊]
published in Wan Li 42 (Ming Dynasty)
出版年
1614
大きさ
10冊 ; 30.7×20.6cm
10 nos. ; 30.7×20.6cm
解題
景徳伝燈録の萬暦年間の朝鮮版本である。本書の書誌的内容は椎名宏雄「朝鮮版『景徳伝燈録』について」において研究されている。本書の刊記や形態は、本書が混合版であることを示す。即ち、巻1から巻24と巻28から巻30までが萬暦42年(1573)仏明山雙渓寺開板、巻25から巻27までが萬暦元年(1573)法弘山法興寺開板である。この書の流通については次のように推測される。ハングル混じりの書き込みがあることからこれが李朝の仏教学者の手沢本であった可能性が高い。蔵書印の「百順」を椎名氏は明の鹿善継(字百順、1575~1636)の印という可能性があると指摘している。「百順」氏を経た後阿部充家氏の手に渡り、昭和3年7月に阿部氏より駒沢大学図書館が購入して今日に至る。この書のハングルの書き込みは多くは海東の祖師に該当する項目においてであるが、『東文選』『東国通鑑』などの朝鮮古史料からの引用が大半を占めていることは貴重であると椎名氏は指摘している。内容は、楊億序、李穡序(1372年撰)、本文となっている。大正蔵本と比較すると西来年表や跋文などを欠く。また、楊億の序文では大正蔵本が1701人としている祖師の人数を1721人とし、本書が20人多い。また本文の大正蔵本との異同も多く、記される人数は大正蔵に比べ本書が30人多い。『景徳伝燈録』は道原によって上進された後まもなく入蔵する(1011年)。一般に高麗版は恣意的な改変を加えない資料であるとされるが、本書に改変が見られるのは、楊億等の削正以前の本書の原型に近づけようという意図が働いているのではないかと椎名氏は推測する。いずれにしても宋版の系統を引く大正蔵版などとは一線を画するものであり、『伝燈録』の古版を知る上で貴重な史料である。参照:椎名宏雄「朝鮮版『景徳伝燈録』について」。参考文献:『駒沢大学仏教学部論集』7、1976年10月)、『朝鮮人名辞書』(朝鮮総督府中枢院編、臨川書店)
The present volume is an edition published in Korea during the Banreki era (萬暦). The various editions were employed to make this book, which is indicated from colophon and forms. (From vols. 1 to 24, 28 to 30, 仏明山雙渓寺開板 (Banreki 42 (1573)) was used, and法弘山法興寺開板 (Banreki 1 (1573)) was used from vols. 25 to 27.) The transmission of the book is as follows: The interpolations in Korean alphabets indicate that it is probable that this book is an association copy of some Buddhism scholar of Ri-dynasty. The ownership mark 「百順」was probably of鹿善継(字百順, 1575~1636). After 「百順」, this book was in possession of Mr. Abe. The Komazawa University Library bought it from Mr. Abe in July, Showa 3 (1928).This edition belongs to the entirely different from those of Sou versions, and thus it is an important material to suggest the older version(s) of Dentou-roku. A bibliographical study of this book was conducted in detail by Shina in his「朝鮮版『景徳伝燈録』について」.
References:Shina 「朝鮮版『景徳伝燈録』について」, 『駒沢大学仏教学部論集』no. 7, 1976, 『朝鮮人名辞書』(ed. Governor-General of Korea, Rinsen Book Co.)
注記
取り合わせ本(第9冊目は万暦元年 法興寺版)
30 v. in 10 ; 806 leaves, [1]: Prefaced: 4 leaves, v. 1: 18 leaves, v. 2: 17 leaves, v. 3: 20 leaves, [2]: v. 4: 31 leaves, v. 5: 31 leaves, v. 6: 19 leaves, [3]: v. 7:18 leaves, v. 8: 22 leaves, v. 9: 20 leaves, [4]: v. 10: 25 leaves, v. 11: 27 leaves, v. 12: 37 leaves, [5]: v. 13: 26 leaves, v. 14: 26 leaves, v. 15: 26 leaves, [6]: v. 16: 29 leaves, v. 17: 30 leaves, v. 18: 29 leaves, [7]: v. 19: 23 leaves, v. 20: 31 leaves, v. 21: 30 leaves, [8]: v. 22: 24 leaves, v. 23: 30 leaves, v. 24: 32 leaves, [9]: v. 25: 35 leaves, v. 26: 36 leaves, v. 27: 27 leaves, [Fly-leaf]:1 leaf, [10]: v. 28: 35 leaves, v. 29: 23 leaves, v. 30: 24 leaves ; Outside size: 30.7×20.6 cm (v. 9: 30.7×20.6cm) ; Within single border (19.5×15.4 cm) ; text in 12 lines (20 letters) ; Hanshin (Center column): 傳燈 ; 白口 ; Title from title piece (題簽題): 傳燈録, Caption title (内題): 景徳傳燈録 ; Kozo paper ; On double-leaves, oriental style (fukurotoji) ; Reconstracted binding
30巻10冊 ; 806丁, [冊1]:序:4丁, 巻1:18丁, 巻2:17丁, 巻3:20丁, [冊2]:巻4:31丁, 巻5:31丁, 巻6:19丁, [冊3]:巻7:18丁, 巻8:22丁, 巻9:20丁, [冊4]:巻10:25丁, 巻11:27丁, 巻12:37丁, [冊5]:巻13:26丁, 巻14:26丁, 巻15:26丁, [冊6]:巻16:29丁, 巻17:30丁, 巻18:29丁, [冊7]:巻19:23丁, 巻20:31丁, 巻21:30丁, [冊8]:巻22:24丁, 巻23:30丁, 巻24:32丁, [冊9]:巻25:35丁, 巻26:36丁, 巻27:27丁, [遊紙]:1丁, [冊10]:巻28:35丁, 巻29:23丁, 巻30:24丁 ; 外寸:縦30.7cm横20.6cm(冊9のみ縦30.7cm横20.6cm) ; 内匡郭:縦19.5cm横15.4cm
Colohon: 萬暦四十二年甲寅四月日公洪道恩津地佛明山雙渓寺開板(f. 20 verso in v. 3 and f. 27 verso in v. 11) ; 萬暦四十二年甲寅四月日公洪道恩津雙渓開板(f. 29 verso in v. 16) ; 萬暦元年癸酉二月日平安道順安縣地法弘山法興寺留板 (Last f. in v.27) ; Preface:楊億序(f. 1-2 in v. 1) ; 傳燈録序 上之廿有一春正月 ... 李穡奉 教謹序(f. 3-4 in v. 1) ; With interlinear note in black and Korean reading marks ; Former owners of the book: 阿部無佛 ; Komazawa University Library's copy has 百順氏无佛 ; With note (hand-wiritten) on the fly-leaf in v. 9
刊記:(冊1 巻3 20丁左, 冊4 巻11 27丁左)「萬暦四十二年甲寅四月日公洪道恩津地佛明山雙渓寺開板」, (冊6 巻16 29丁左)「萬暦四十二年甲寅四月日公洪道恩津雙渓開板」, (冊9 巻27 最終丁左)「萬暦元年癸酉二月日平安道順安縣地法弘山法興寺留板」 ; 序文:(冊1 1丁-2丁)「楊億序」, (冊1 3丁-4丁)「傳燈録序 上之廿有一春正月 (中略) 李穡奉 教謹序」 ; 墨書書き入れあり, 口訣あり ; 旧蔵:百順, 阿部無佛氏 ; 印記:(各冊1丁右)「百順氏」(墨文陰刻), (各冊1丁右)「无佛」(墨文陽刻) ; 冊9 巻末遊紙1丁が裂け、それぞれの半葉二枚に書き入れあり
主題
禅宗史
A history of the Zen Buddhism
言語(本文)
中国語
請求記号
H086/81-3
請求記号(マイクロ)
MN/L5-32, MF/C119-25
分類
禅
Zen
資料種別(NDL用)
漢籍
コンテンツの種類(NII用)
other
資料種別(DC用)
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